とあるアルフィスタのある日。 くるまとわいんのスローライフな日々。
Author:k5
イタリアに住んで十年余。
自動車のデザイン会社で働きながら、好きで集めたミニカーの紹介を中心に、アルファとワインの話を日々の生活の風景を織り交ぜて。
ランボルギーニ50°コレクションのNo.4、カウンタックLP400S。![]() 前にも触れた様に正しい呼び方は“クンタッシ”、 慣例に沿って闘牛や闘牛のブリーダーの名前に因んでるわけではなく、 トリノがあるピエモンテ州の方言での感嘆句、特に男性が綺麗な女性を見たときに発する言葉。 ![]() 1978年に登場した400Sは先行モデルの400を、ランボルギーニから独立して チューナーとなったジャンパオロ・ダッラーラが富豪ウォルター・ウルフのために製作した、 スペシャルヴァージョンを模して改良されたリファイン・モデルである。 ![]() 400との違いは先ずタイヤがワイドになった事。 パワーに対して脆弱だったタイヤをウォルターウルフと同じピレリP7を履き、 それに伴ない樹脂製オーバーフェンダーを追加。 ![]() このモデルにあるリアウイングも400Sの特徴。 ガンディーニがデザインしたウェッジシェイプのボディはじつは空力的には欠点があり、 後輪にトラクションを荷するに必要だとダッラーラは考えた。 ![]() しかしあくまでもメーカーオプションでランボルギーニ社は推奨していなかったらしい。 というのも逆にフロントがリフトしてしまいアンダーが出るという問題が発生し、 お粗末ながらフロントにもスポイラーを装着するという顛末があったからだ。 ![]() LPに示される縦置き後部配置(伊語でLongitudinale-Posteriore)された4ℓV12だが、 400に比べると20cvほどパワ-ダウンしている。 ![]() 最高速度も若干低くなっているのはエンジニアであるスタンツィーニの、 走行安定性を重視した敢ての選択であった。 ![]() それでも400Sはノ-マルの400の150台よりも多く237台生産された。 ブログランキング参加中 ![]() ![]() ![]() スポンサーサイト
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