とあるアルフィスタのある日。 くるまとわいんのスローライフな日々。

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Author:k5
イタリアに住んで十年余。
自動車のデザイン会社で働きながら、好きで集めたミニカーの紹介を中心に、アルファとワインの話を日々の生活の風景を織り交ぜて。

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Alfa Romeo -Centenary Collection -Giuglia GT 1300 Junior -
Category: AlfaRomeo -Centenary Collection   4 Comments   0 Trackbacks  
アルファロメオ100周年記念モデル・シリーズのNo.27、 ジュリア1300GT ジュニア。

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1600GTスプリントの廉価版として1290ccのエンジンを搭載した段付き。
ジュリエッタ・スプリントの後継にあたる。

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姉貴分とほぼ同じボディはベルトーネ時代のジウジアーロのデザイン。
フロントグリルをはしる一条のクロームメッキのブレードと、
ホイールキャップのデザインが識別する目印。

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縦に置かれた4気筒DOHCは88cvの出力で175km/hまで達する。
4輪ブレーキ・ディスクと若干軽くなった車体のおかげもあって制動能力もよく、
スポーティな性格はコストと共に若い世代にも好評となった。

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1968年には1600GTAと同じく競技用に1300GTAジュニアが登場。
アルファ・レッドにクアドリフォリオとビシオーネがペイントされたGTAは493台生産された。

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またアウトデルタからGTA用チューン・キットも用意され、
これを装着して71年の欧州ツーリング選手権では多く勝利した。

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1300なのにジュリアとはこれ如何に?と、いつも思うのだが、
72年には1570ccエンジンを積んだ1600GTジュニアが追加設定された。

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69年に1779ccの1750GTヴェローチェ、71年の2000GTヴェローチェと変遷していくのだが、
“スカリーノ”(段付き)は消滅してしまい、最終的には4灯の2000GTVのボディに統合される。

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同じボディでヴァリエーションが多いと個々のモデルを判断するのが困難になる。
それにGTAという希少なスペシャル・モデルがあると、それに似せたレプリカも横行するので、
本物と贋物で更にややこしいことになってくる。(500アバルトの例も然り)

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聞けばアルファ使いの中には2000GTVを1300GTAのボディに改造したり、
1750GTに1300GTAの段付きのフロント周りに交換したり、
酷い例では1300GTAに2000のエンジンに換装した輩もいるとか。

「邪道なオーナーに対しては鉄拳制裁」 by コマンダトーレ戸稲(誰?)

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テーマ : ミニカー    ジャンル : 車・バイク

Alfa Romeo -Centenary Collection -1600 SPIDER DUETTO -
Category: AlfaRomeo -Centenary Collection   0 Comments   0 Trackbacks  
アルファロメオ100周年記念モデル・シリーズのNo.1、1600スパイダー゜ドゥエット゜。

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前回に紹介した「スパイダー2000ヴェローチェ」の初期型にあたるドゥエット・スパイダー。

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万人に愛されたジュリエッタ・スパイダーに代わるビシオーネのオープンエアーとして、
ジュリア系のコンポーネントをベースに1966年にデヴュー。

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カロッツェリア・ピニンファリーナによるデザインは前後を鋭角にスラントさせた、
‘OSSO DI SEPPIA’(伊語で‘イカの甲’)と呼ばれるスタイル。

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このシリーズの通称とも言えるDuetto(ドゥエット)という名は、
新しいスパイダーに付ける愛称の公募の中から選ばれた。

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この愛称は66年から1年と少しの間に6,325台生産された、この初期型にのみ使われたもので、
同じファースト・シリーズでも1750や1300以降、公式にはドゥエットとは呼ばれない。
しかし愛好家の中では94年までのシリーズ全ての一般呼称として慣例的に使われている。

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デヴューして2ヶ月後には船に積載されてアメリカに送られた。
そしてダスティン・ホフマンの映画「卒業」でサイモン&ガーファンクルの曲と共に知られることとなる。

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あの映画に使われたのは、排気量アップされた‘1750 Veloce’であると度々聞くが、
1750にあるヘッドランプ・カヴァーはベンジャミンが買って貰った赤いスパイダーにはない。

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だとすると日本語版ウイキにあるように廉価版である‘1300 Junior’かというと、
68年デヴューのジュニアでは67年公開の映画に出演できるはずがない。

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伊語版ウイキによると映画に使われたのは、、1600ccエンジン搭載の北米輸出用モデルであり、
ヘッドランプはアクリル・カヴァーの代わりにクロームの縁どりを施されていた。
手元にある伊語の資料にもそのように書かれている。

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4気筒ツインカムエンジンは110cvで185km/h。
ハードトップも用意されていた。

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Alfa Romeo -Centenary Collection -SPIDER 2000 VELOCE -
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アルファロメオ100周年記念モデル・シリーズのNo.29、スパイダー2000ヴェローチェ。

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1966年に排気量1600ccでスパイダー・ドウェットが誕生。
その後1750のエンジンを載せた1750スパイダー・ヴェローチェが登場。

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70年代になり1750が2000に移行したのに伴って、
スパイダーにも同じ1962ccに変わり2000スパイダー・ヴェローチェとなる。

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排気量の以外にも外観で大きな変更がなされ、伊語で“OSSO DI SEPPIA”(イカの甲)とよばれる、
いわいるボートテールだったリア周りが、“コーダ・トロンカ”つまりカムテールになった。

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それからも対米輸出用に大型バンパーに変更されたりなどマイナーチェンジが繰り返され、
1994年まで生産された。

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当時の伊の自動車雑誌「クアトロ・ルオーテ」のテスト記事で試乗にあたった
ブラジルの雄、元F1ドライヴァー、エメルソン・フィッティパルディによると、
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アルファのDNAを感じさせるこの車の外観は想像以上のものだ。
膝を曲げて運転しなくてはならないシートとヒール&トゥが出来ないほど間隔が狭いペダル配置、
突出しすぎのシフトレバーとレスポンスの悪いシフトフィーリングだが、

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程よく固いシートはホールド性があり、メーター類の配置とサイズの視認性が良い。
既に伝説的なエンジンは2リットルにまで膨張したが素晴らしい特徴は失われてなく、
伸びのある力強さと静寂性を兼ね備え、6000-6100回転で210km/hを引き出す。
ギアレシオとシンクロはとてもよく、アンダーステアから踏み込むとオーバーステアに変わり、
スゥイートなハンドリングはコーナー速度が速く感じることが出来る。

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この初代スパイダーは、前回の記事でも分かる様に世界に愛好者が多いのは、
彼に言わせるところの「真のスポーツカー」であるがゆえんかもしれない。


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Alfa Romeo -Centenary Collection -SZ 1989 -
Category: AlfaRomeo -Centenary Collection   2 Comments   0 Trackbacks  
アルファロメオ100周年記念モデル・シリーズのNo.26、SZ。

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80年代後半、経済が拡大する幻想にあった頃、高級スポーツカーが簡単そうに売れていた。
そんな時代の流れに合わせアレーゼの人々もニッチなスーパースポーツを生み出そうと考えた。

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1989年のジュネーヴ・サロンで披露されたES30(Experimental Sportscar 3.0 litres)は、
アルファロメオ75IMSAのトランスアクスルFR駆動のプラットホームをベースに、
60°V型6気筒2959ccの75クアドリフォリオ・オーロ仕様のエンジンを積み、
グラスファイバーの外装を纏った、インパクトのあるスタイルだった。

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同年に少量限定モデルとして発売された量産車は、60年代のジュリエッタSZをオマージュし、
SZ(PRINT AGATO)の名を受ける。

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ザガートのエンブレムがありこそすれ、ここではザガートはコラボレーターとしてでしかなく、
デザインはエクステリア、インテリアとも当時アルファのデザイン・ディレクターだった
ヴァルテル・デ・シルヴァの監修のもとアルファとフィアットのチェントロ・スティーレで行われた。

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ザガートの代名詞とも言える切り落とされたリアと、この時代のトレンドだった角ばった面構成、
スポーツプロトタイプカーを彷彿させるカーボンファイバー製のリアウイングは、
強烈な印象を与える要因となり賛否両論のスタイリングは、“醜いモンスター”とも言われた。

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見た目はどうであれ空力係数はCx0.3と優秀で、0-100mが7秒、
1260kgの車重はリアに44%かかり、正確なハンドリングと運動性能は、
元F1ドライヴァーのイヴァン・カペッリも魅了した。

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ただギア・シフトは反応が遅く正確さを欠け、彼に言わせるとエンジンに物足りなさがある。
実際ツインカム24バルブで220cvのエンジンも用意されていたらしい。

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1989年から1994年まで生産された998台は全てカラーリングは赤色だが、
例外で現ザガートの代表であるアンドレア・ザガートの所有する黒色がある。

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210cvだったプロトタイプのエンジンは、量産では164にも積まれたストリート仕様になり、
それでも207cv、最高速度245km/hで当時のアルファで最強モデルだった。

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ピレリ製16インチのPゼロはこの時代では十分スポーティであった。

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1992年にはロードスター・ヴァージョンのRZ(Roadster Zagato)が追加された。
ザガートのデザインによるRZは350台生産された。

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この車を最後にアルファロメオのFR車は造られなかった、
2007年の8Cコンペティツィオーネまでは。

紹介したこのモデルカーは、こちらのサイトから購入できます。


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Alfa Romeo -Centenary Collection -Giulietta -
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アルファロメオ100周年記念モデル・シリーズのNo.24、ジュリエッタ。

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3代目にあたる新型ジュリエッタは、セールス的に大成功を収めた
アルファのミドル・サイズ・モデル147の後継車という状況下で開発された。

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開発開始当初はフィアットの同クラスモデルで先行していた新型ブラーボのシャーシと共有だったが、
GMのしがらみから解放されたフィアットのCEOに就いたマルキオンネは将来的戦略を見据え、
専用プラットホームを新たに開発することを選択する。
それはモデルチェンジが2年後に控えた159の後継車(ジュリア)にも応用されるという。

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スタイリングは何度も白紙に戻され、リークしたスパイショットは幾多にもなった。
車の開発もかなりの時間を費やして、2009年にはようやく生産できるところまでになった。

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しかし前年に起こった自動車業界を揺るがす世界的経済危機により、
先代の跡を継ぎ成功を宿命付けられた車である故、経営陣は販売戦略上で時期的に不利と判断。
コンパクト・クラスで先にデヴューしたMiToとの兼ね合いもあり、
大事をとって翌年のジュネーブまで発表を持ち越した。

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ネーミングも決定まで二転三転した。
それまでの慣例にそって149と呼ばれていたが、途中でMilanoに変更される。
しかしアルファロメオ社自体が、それまでミラノ郊外にあるアレーゼの工場とオフィスを、
トリノのミラフィオーリに移転し統合されると、ミラノという車名に重要さを失ってしまう。

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そうして最終的には、会社創設100周年目の節目の年に際し、
50年代にアルファロメオを近代自動車会社に押し上げた立役者でもある、
かの名車ジュリエッタの名前を復活させることになった。

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エクステリア・デザインは8Cを彷彿させる独立した切れ目のヘッド・ライトや、
盾形グリルの周りにも開口部を設けた、新しい世代を思わせる顔つきになった。

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ダッシュボードもマルキオンネの意向を取り入れ、今までとは一線を画したスポーティなデザイン。

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開発が遅れ満を持して登場したにも関わらず、すぐにペダルやボディカラーの問題が発生するなど、
前途が心配されたジュリエッタだが、アルファロメオ・ブランドが北米市場に返り咲く先導車として
期待されている。

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モデルでは再現されていないがテールランプに配置されているLEDは、
夜間など発光しているのを後ろから見ると、どうしてもバカボンのパパの目に思えて仕方がない。
間抜けな感じがして、どうしても好きになれない。

紹介したこのモデルカーは、こちらのサイトから購入できます。


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