とあるアルフィスタのある日。 くるまとわいんのスローライフな日々。

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Author:k5
イタリアに住んで十年余。
自動車のデザイン会社で働きながら、好きで集めたミニカーの紹介を中心に、アルファとワインの話を日々の生活の風景を織り交ぜて。

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第9回ミニカーブログ博覧会
Category: ミニカーブログ博覧会   8 Comments   0 Trackbacks  
第9回ミニカーブログ博覧会もお題は『旧車』ということで、
古い車なら沢山あるので困らないはずだが、どれにしようかと困ってしまった。
ブログのタイトルがアルファなのでやっぱりアルファからかな?っていうわけで、

アルファロメオ・ジュリア。

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1692年の6月27日。
モンツアのサーキットコースに内外のジャーナリストを集めて試乗発表会が行なわれた。
そう、今年でイタリアのシンボルとも言えるジュリアが誕生して50年目になる。

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博覧会がこの記念すべき日に近いので、ジュリア・シリーズと銘うって、
せっかくなので過去に掲載した写真をまとめてみた。

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1962年から1977年まで生産されたジュリアは、
速さと操縦性でアルファの典型的スポーツ性とファミリーユースな快適性を兼ね備えていた。
異形ともとらえられるスッパリ断ち切られたコーダ・トロンカも賛辞をもって受け入れられた。

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見た目からは想像しにくいが、空力特性Cx0.34とこの時代のこのカテゴリーでは優秀で、
ポルシェ911のそれよりも低く、現在のパラメーターと比較しても劣らないのである。

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DOHCのエンジンは1.3ℓと1,6ℓが用意され、
1962年のモデルで既に最高速度175km/hを誇り、
他の競合車が越えられなかった155km/hを大幅にオ-バーしていたのである。

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シリーズにはスーパースポーツモデルのT.I.スーパーが追加され、
更に速さを象徴するネームヴァリューを備えることとなる。

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そのため、このジュリアは警察や救急、軍警察のための特別車両に徴用された。
いまでもイタリア人はこの車を見るとパトカーと揶揄するのである。

2014年には159の後継車がジュリアの名を受け継ぐ事になるらしい。
先代の名誉ある名前を汚さないような良い車であって欲しいと望むばかりである。


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テーマ : ミニカー    ジャンル : 車・バイク

第7回ミニカーブログ博覧会
Category: ミニカーブログ博覧会   8 Comments   0 Trackbacks  
第7回ミニカーブログ博覧会のお題は“7のつくミニカー”ということで、
私の出展作品はこちら。

フェラーリ・F1・コレから158F1。
シャーク・ノーズで知られている156F1の後継にあたる。

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1500ccの8気筒で158。
156の6気筒からV8気筒に改良されたエンジンは210ps / 1100rpmを発生。
1964年ジョン・サーティ-スがチャンピオンシップを獲得したマシン。

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フェラーリなのにボディ・カラーが赤色ではない?何故か??

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この車体は64年シーズンの最終2戦、アメリカGPとメキシコGPに
ノースアメリカン・レーシングチーム からエントリーしたもの。

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この年フェラーリは250GTOのエヴォリューション・モデルの250LMを生産し、
250GTOの後継機としてGT選書権に投入するはずだった。

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ところがホモロゲーションのための規定生産台数に届かず、FIAに認可されなかった。
そのことに御大エンツォは立腹し、FIAに抗議の態度を示すため競技ライセンスを返上する。
モンツァでイタリアGPをサーティースが優勝した直後の出来事だった。

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ところがチャンピオンシップが掛かっていたF1も参加できなくなってしまい、
やむなく残りのレースを、アルファロメオのメカニックでレース・ドライヴァーでもあった
北米最大のフェラーリ・ディーラーのルイジ・キネッティが1958年に興した、
ノースアメリカン・レーシングチーム (N.A.R.T.)からエントリーすることになった。

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そのためアメリカのナショナル・カラーである白と青のカラーリングを纏うことにとなる。

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カ-ナンバ-も②からに変更された。

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背後にある赤色の158F1が正規の車体。

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この158の特徴の一つの水色のホイールが図らずしも青白のボディにマッチしている。

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64年はホンダがRA271でフルコンストラクターとしてF1に初参戦した年でもある。
サーティースは67年にこの第一期F1ホンダに移籍、RA300でイタリアGPに優勝する。
この158の青の部分を赤に変えると、なんとRA300に見えてくる?

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第6回ミニカーブログ博覧会
Category: ミニカーブログ博覧会   14 Comments   0 Trackbacks  
前回に引き続いて参加させてもらったミニカーブログ博覧会。

今回のテーマはお宝なモノといことで、すぐに頭に浮かんだのが、
以前から紹介する機会を窺っていたこのモデル。

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お宝らしく箱入り。

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この車をご存知の方はまずおられないと思うが、
お察しのとおり中国の車である。

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広州汽車集団有限公司という本田やトヨタの車のライセンス生産・販売を行ってる中国メーカーが、
2007年の広東モーターショーに展示したEVコンセプトカーである。

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AHEV(Advanced Hybrid Electric Vehicle)という名のコンセプトカー、
なにを隠そう、隠すこともないのだが、私が働いている会社でデザインされた。

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私も技術的バックアップとして製作に関わった。

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このモデルではさすがに再現されていなのだが、ドアは前後両開きいわゆる観音開きになっていて、
そのフィ-シビィりティに苦労したのを記憶している。

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翌年の北京モーターショーでも披露され、その後市販に向けて開発中なんてことは一切聞かないが、
再び広汽集団の技術者が会社を訪れた時、お土産として持ってきたのがこのミニカーだった。

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当然のことながら、社長とデザイナーに贈られたのだが、
ミニカーのコレクションをしているということで、私も頂戴できる運びとなった。

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非買品なのでそうそう数もないことだろうが、イタリアはもとより欧州ではこの3台しかない、
いや、もしかすると本国の関係者以外で所有しているのは私たちだけかもしれないというレア度。

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手がけた仕事が実際に形になってショーや街中で見かけるのは感慨深い思いだが、
ミニカーとなって手元にあるのは格別でありコレクター冥利につきることだ。

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子々孫々と家宝として遺していきたい。(笑)

実車の画像をご覧になりたい方は、下の‘続きを読む‘からどうぞ。

最後に、

今回のブログ博は未曾有の被害をもたらした東日本大震災により、
予定していた3月12日の開催が延期となった。
しかし暗い気分を払拭し、皆が少しでも元気になればという、
主催する方たちの勇気ある取り組みにより、本日催される運びとなった。
これからもブログ博は会を重ねていくと思うが、
会ごとに今回の事を通じて震災を思い出すであろう。

地震発生から、もう少しで2ヶ月になろうとするが、
まだまだ復興に向けてがら前へ進んでいく被災地と、
未だに困難な生活を強いられている被災者の方のことを、
時間とともに薄れていく記憶の様に風化させてはならないことが、
これからの私たちにとって重要になってくるのでないだろうか。

普通の生活に戻れる日が来るまで出来る支援を続け、
震災の経験を後年に活かして、もし同じような事があるとしても、
被害を最小限に抑えられるように、
あの日の心の痛みを忘れないでいこうと思う。

coraggio-s.jpgGrazie per tuo aiuto!
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第5回ミニカーブログ博覧会
Category: ミニカーブログ博覧会   10 Comments   0 Trackbacks  
ミニカーブログ博覧会事務局の方からお誘いを頂いて、
今回はじめて参加させてもらう運びとなった。

第4回に存在を知ったこのミニカーブログ博覧会、
参加者が一斉に同じテーマでミニカーを紹介する。

今回のテーマはドイツのレーシングカー。

私が所有しているコレクションはほぼ出版社企画モノで、
90パーセントがイタリア車、残りはF1と何台かのフランス車。
ドイツ車なんて持ってたのか?と、あらためて陳列棚を見渡す。

と、端のほうで地味に光を放つシルバーアローを発見。
RBAのF1コレクションの一台、W196。

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1951年にモータースポーツにカムバックしたメルセデスが、
満を持してF1にもちこんだW196は1954年の4戦フランスGPに登場した。

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タイヤがフェンダーに覆われた、これがF1マシン?と言いたくなる車体は、
300SLRという名のル・マンなどスポーツカー選手権に参加したW196Sと同じ設計、
つまりこの車にヘッドライトをつければ300SLRの出来上がり。

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アルファロメオからマセラティと渡り、この年にメルセデス移った、
フェラーリのドライヴァーとしても有名なファンジオによって、
デヴュー戦でポールそしてワン・ツーフィニッシュを飾ったシルバー・アロー。

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しかし大きめの車体は視界に問題があり3戦目のドイツGPからフェンダーが外された。
のち55年と2年間の投入期間中、ほぼフェンダーレス・ボディでレースに出場していた。

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したがって私にはフェンダーレスの方をW196として認識しており、
ストリーム形のボディは存在は知っていたがノーマークだった。

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F1コレクションで購入してみて改めてじっくりみた時、マッハ号を連想させた。
モデルのクオリティはご覧のとおり、シルバー色で安っぽさ感は少なく見えるが、
シートにシールが貼ってあるのはグリコのオマケのレベルでがっかり。
エコノミー・モデルだからしかたない。

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2年間で14戦中11戦に勝利した名車だったが、
55年のル・マンの惨劇でメルセデスは再びモーター・スポーツ界から撤退してしまう。

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